「センゴク 天正記2」 宮下英樹著
こんばんは。
センゴクの第二部第二巻です。織田信長の長島攻めを、いよいよ独り立ちした仙石権兵衛とその部下たちを中心に描いています。
全体のトーンとしては陰鬱、見るべき華のある武将が狂気じみた信念に突き動かされる信長ただ一人という状況で、日本の歴史上最初の大量虐殺シーンというおまけつきだから仕方がないといえば仕方がないんですが、地味でそれでいて徹底的な殲滅戦が描かれています。
話的には本当に華がないし、武将もまぁ地味なのしか出てこないし、巧妙な駆け引きの妙というのもないので、この巻だけ取り出すとあまり面白くなかったです。第一部が面白くなかったら、この巻だけで見捨ててしまいそうですが、仕込みの巻という理解にして次巻に期待します。
- 作者: 宮下英樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/08/06
- メディア: コミック
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