小説・漫画好きの感想ブログ

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「ゆうきまさみのもっとはてしない物語」 ゆうきまさみ

 鉄腕バーディーのアニメ放送スタートで再注目のゆうきまさみのエッセイ漫画です。
 1996年からの連載で、月刊ニュータイプ(というアニメ雑誌がある。ガンダムのそれではなし)に毎月一ページずつ連載されていたのをまとめたもので、エッセイ漫画というのに気の長い事ですが、12年ぶんで一冊という形で出版されております。
 中身の方は、、、まぁ、エッセイということでそのときどきに起こった時事ネタなどを混ぜながらのよもやま話なんですが、、本当にまぁ何かについて掘り下げたり深く語ったりというのは全くなし、どちらかといえばネタがない事件がないということをネタにしている回が多いくらいで、ほんとうにもうだらんとリラックスした雰囲気を楽しんで下さいという感じです。たぶん、ファンでなければまとめて読むのは逆にきついんじゃないかというくらい、何も起こらないし、ほけーっと一ページずつが流れていきます。なんせ、月に一ページずつだったらか、6ページごとに暑中見舞いのイラスト、また半年ごとにお正月の年賀状イラストというような構成ですから、無理もないっていえば無理もないんですけれど、そういう感じです。
 なので、完全にファンのみ読んで下さいという一冊です。ファン以外の人は避けてもいいです。
 
 あ、あと、この本で特徴的なのはA5変形サイズのこの漫画、表紙とか見ると普通に縦長かと思いきや、ページを開くと横長サイズ、ということでちょっと読みづらかったです。特に寝転んで読む時には、ぺらんぺらんページが垂れてきて大変でした。