小説・漫画好きの感想ブログ

小説・漫画好きの感想ブログ

集中豪雨に気をつけて 学童保育のセンセイから

 こんばんは。
 書こうか書くまいか迷っていたんだけれど、書きます。それは先日の神戸市の鉄砲水で小学生の子どもたちが溺死してしまった事件についてです。実は、今回事件があった学童保育所さんと同じエリアの学童保育所で、自分も若かりし頃に、学童指導員、要は学童保育のお子さんを預かる保父さんをやっていたことがあるんです。だから、人ごとでなくて、子どもを預かる大変さやああいう突発的な水害のときの焦りというのはひどくよくわかるのです。放課後の子どもを預かってお母さんがたが帰る頃に子どもを送り出すというのが学童保育のセンセイの仕事なわけですが、幼稚園や保育園みたいに保護者が迎えにきてから帰すわけではないので、時間になると基本的には子どもは自分で帰っていきます。
 さみしがりの子どもなんかは、自分がいた学童みたいに遅めまで預かってあげたり宿題みたりしてあげることもありますが、基本的には各自で帰らせます。だけど、あんなふうな大雨の日は大人なら大丈夫でも子どもには危険な水の流れが出来たり、雨の勢いの強さに傘で前が見えにくくなるのもよくあることでいつもすごく気になっていました。今みたいにメールで「つきましたよ〜」みたいなレスポンスが来ることもないので、余計に心配でした。
 だから、今回の事件なんかでは、誰が悪いとかどこの担当が悪いとかいう前に、これを機に学童保育の子どもたちが安全に帰れるような仕組みをうまく地域で作っていくような議論がたちあがるといいなと思います。下の記事のような、河川の安全対策も大事ですが、本質はそこでないし、これをだしに予算各頬とか変な方向に力いれずに子どもの安全のための作戦を各自治体は練って欲しいです。
 緑のおばさんたちも5時をまわるといなくなるし、夏はまだしも冬は5時をまわると真っ暗だし、けっこう学童保育の先生は心配しつつ子どもを送り出しているのです。もちろん、親御さんもそうでしょうけれど、共働きで迎えにこれない親御さんが殆どだけになにかいい手がでればなぁと思います。
 

 神戸市灘区の都賀(とが)川で5人が濁流に流されて死亡した事故を受け、国土交通省は30日、全国の河川に設けられた親水公園などの安全対策について緊急調査を実施すると発表した。
 現場に上流の集中豪雨を知らせる警報装置などが設置されていなかったことから、再発防止には安全対策の実態把握が不可欠と判断した。同省は調査結果を踏まえ、安全確保に向けた対応方針をまとめたいとしている。
 調査は、国の出先機関などが管理する約1万4000の1級河川と、自治体が管理する約7000の2級河川が対象。親水公園や川辺の遊歩道などの「親水空間」や過去に急激に増水したケースの有無、増水への注意を呼びかける看板や警報装置の設置状況などを調べ、8月末をめどに集計する。