小説・漫画好きの感想ブログ

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「さよなら絶望先生」第十四集 久米田康治著 

 さよなら絶望先生、14巻です。
 「金色のガッシュ!!」の雷句誠さんが週間少年サンデーに対して訴訟した例の事件について、この14巻では再びかなりネタにしています。漫画の中でさらっと言うだけでなく、巻末の紙ブログというコーナーでも自虐的に使っています。自分だったらネタにしかならないのに、こうなってしまうとネタ潰しではないかと。
 まぁ、でも、読んでみた感じでは久米田先生、結構頑張っているように感じれます。メジャーなテレビ放映ではないものの、シャフト制作のアニメとして今度はBSでもデジタルでも地上波でもなく、OVAとして単行本の15巻とセット販売(3470円)になるらしいですし、まぁヒットじゃないでしょうか。
 さて、前振りとメタな話はそれくらいにして、漫画本体の中身ですが、個人的には「障らぬ神にたたりなし」と「消去法」の話がツボでした。消去法で見る番組を決めていくといつのまにか日曜日にゴルフを見てしまったりというようなあるあるネタも調理がうまいので笑ってしまいます。あとニーズを徹底的に追及することで売り上げアップをはかる話も好きですね。14巻ともなると、連載がかなり長いわけで、キャラがもう完璧にかっちり仕上がって( しかも同じクラスということで、奇面組的な同一時間軸を繰り返すので新しいキャラはもうほぼ増えない)いるので、いかにネタをうまく処理するかというようなパターンしか作れないわりには、毎回きっちり笑いを取れるのはこの人ならではという気がします。
 

さよなら絶望先生(14) (少年マガジンコミックス)

さよなら絶望先生(14) (少年マガジンコミックス)


 ところで、ふと思ったんですが、メガネ男子はやっぱり大人気なのでしょうか。この漫画の主人公の(男子といっても成人していますが)糸色望氏をはじめ、最近どの漫画でもメガネ少女ならぬメガネ男子がわんさかなもので。今やっている、ペルソナ4というゲームも普段はメガネでないキャラが戦闘シーンになると、全員メガネ男子、メガネッ子になったりします。メガネマニアにはたまらないゲームです。平野耕太さん監修かと思うくらい全員メガネです^^