小説・漫画好きの感想ブログ

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こ、これがっ!! ジョジョ風の「伊豆の踊り子」??

去年、デスノート小畑健が表紙の人間失格で話題をさらった角川文庫の「ナツイチ」が今年もやってくれます。 
 トップバッターとしては、荒木飛呂彦さんが表紙で「伊豆の踊り子」の文庫が出るそうです。菱沼さんのサイトで取りあげられたときは「へ〜」と思うだけでしたが、冷静に考えてみるとやっぱり凄い。なんせ「伊豆の踊り子」ですよ。かの川端康成が4年余りに伊豆に滞在しつつほとんどお金を払わずに宿屋に逗留して書いたといわれる作品です。あれがジョジョ的な表紙で、、、どうしよう芸者さんが凄いジョジョだちで凄いメイクしていてゴージャス・アイリーンみたいになっていたら。と思っていたらこんなのでした。いや〜すごいですね。予想通りすぎてびっくりです。  
 もちろん、この一冊だけでは終わりません。
 ナツイチは、再び小畑先生でさらにあと2タイトルを出します。芥川龍之介の『地獄変』と夏目漱石の『こころ』(小畑健がイラストでかくと「K」とかが凄い人物になりそう)を描けば、「テガミバチ」の浅田弘幸さんが中原中也の詩集『汚れつちまつた悲しみに……』を。汚れちまった悲しみに、、はどうせジャンプ作家で攻めるならば、「魁! 男塾」の宮下あきらさんかと思っていましたが、ここは耽美な路線でいくのですね。
 来年当たりはこの路線には冨樫義博さんとかが出て来そうですが、ともあれ、嬉しい事には文庫は値段はそのままというところ。いまどき文庫はけっこう高いから300円そこそこというのは嬉しいです。(今日買ったS・J・ローザンの「冬そして夜」なんて1350円ですよ、高すぎ!!)