小説・漫画好きの感想ブログ

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アメリカ、北朝鮮にへのテロ支援国家指定解除確定

 こんばんは〜。
 元気になりました〜。といっても、帰ってきたのはこの時間なので、更新だとかなんだとかは控えめにしますけれど、、、以下のニュースにはびっくり。アメリカ、相変わらず無茶苦茶やってくれます。日本との約束については、ほとんど反故状態。ブッシュさんの有終の美、国内対策のためには日本の拉致被害者については軽くスルーすることが確定しちゃいました。
 この六カ国協議が始まったときから思っていたことながら、やっぱり日本は外交下手というかなめられているというか、国際社会では何の重みもないのだなということが痛感されましたし、この悪しき前例をもとに今後も北朝鮮が何か国際社会に無理を言いたいときには、日本への攻撃やら威嚇をすることで国際社会から見返りを得るというパターンが確立しそうで嫌です。
 六カ国協議の開始からこちら、日本はアメリカの為にいろいろな局面で譲歩をし、中国に対しては北京オリンピックへの支援しかりチベット問題での非難もせず地震にも出来る限りの援助をしのました。また韓国にはシャトル外交ということで行き来して相手の顔をたててきました。北朝鮮本国に対しても、さきの「拉致問題の再調査」という意味のない動きに対しても一部規制解除というこの上ない譲歩をしました。けれど、結果としては、北朝鮮が最初にめざしたようなカモにされるだけで終わりました。
 北朝鮮は核兵器を既成事実としてもちました。ミサイル実験もしました。その上で、役目を終え一部老朽化した核施設を解体します。そして、そのかわりに新しい発電所を作ります。
 その見返りに、日本を中心に諸外国は重油や食料を支援し、解体費用を出し、日本の費用で新しい発電所を建設します。実際の建設は中国が行います。
 いったい何だったんでしょうかね、この事件の顛末は。福田首相山崎拓を中心に描いた北朝鮮とのシナリオは本当に国益のかけらもないもので終わりそうです。
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 米政府は23日、北朝鮮が核計画の申告を26日にすることを明らかにした。同時に同国へのテロ支援国家指定を解除する方針だ。拉致問題の進展がない限り、指定解除すべきではないと繰り返し米側に要請してきた日本政府は、北朝鮮を動かす重要なテコを失い、厳しい立場に追い込まれた。
 米ホワイトハウスのペリーノ報道官は23日、北朝鮮の核計画の申告について「26日が期限だ」と述べ、同日中に申告があるとの見通しを示した。「北朝鮮が義務を満たすことを期待している」とも語った。米政府の方針は23日、外交ルートを通じて日本政府にも伝えられた。複数の韓国政府当局者も26日に申告が予定されていると確認した。
 一方、北京滞在中のヒル米国務次官補は23日、テロ支援国家指定などの解除について「申告とほぼ同時に行われる」と記者団に語った。申告と解除の両方が行われれば、足踏み状態だった6者協議は大きな節目を迎えることになる。北朝鮮はこれを受け、寧辺の原子炉の冷却塔を27日にも爆破する。
 拉致問題に関連し、米政府に解除に慎重な対応を求めてきた日本政府にとっては、厳しいタイミングとなる。米政府が指定解除を米議会に通告してから発効するまでの「45日間」に、日本側にとってどれだけ有利な形で6者協議と日朝関係を進められるかが当面の焦点だ。外務省幹部は「今後45日間が本当の意味で勝負だ」と述べた。
 ライス米国務長官は26日に主要国首脳会議(G8サミット)外相会合出席のため京都入りする予定で、指定解除は長官の日本滞在中に行われることになる。(鵜飼啓、牧野愛博、玉川透)