小説・漫画好きの感想ブログ

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「仮面ライダーSPIRITS」14巻 石ノ森章太郎/村枝賢一著

 昭和の仮面ライダー世代にはたまらない、仮面ライダーSPIRITSの最新刊です。
 今作は、仮面ライダーX篇で、復活した巨大キングダークとの戦いにも決着がつく一巻です。第一巻から順々にそれぞれの仮面ライダーの今を描ききり、その上で、今までの敵対組織(ショッカーやデストロンなど)の現在を描いて、ライダーたちと彼らが全面戦争になった世界を描くこの作品。なかなか面白い、というよりはかつてのライダーシリーズをこよなく愛した人たちにはたまらない作品になっております。がこのX篇あたりから、自分はリアルタイムというか再放送でもきちんとTVシリーズを見ていないシリーズになってきて、そのまんま面白さと興奮がややトーンダウンしてきちゃいました。つまりは、この漫画が普通に面白いのは大前提ですが、やはり読み手のそれぞれのライダーに対する熱い思い入れがあって、より面白く感じさせているのだなということを再認識しました。
 今の平成ライダーシリーズでこの手のが出ても自分は手をださないだろうし、そういう意味では完全に狙いを定めた漫画シリーズなのでしょう。ただ、自分的にはこの昭和ライダーシリーズが好きだった世代なのでこの漫画は大好きですし、楽しめる世代でよかったなぁと個人的にはしみじみです。
 だって。表紙のダブルライダーを見るだけでも明らかにテンションが上がりますから^^

仮面ライダーSPIRITS(14) (マガジンZコミックス)

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