小説・漫画好きの感想ブログ

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「パタリロ!」81巻 魔夜峰央著

パタリロ! 正伝の81巻です。
ここのところ、外伝ものの「パタリロ西遊記」や「家政婦パタリロ」、「パタリロ源氏物語」(いきなり話逸れますが、愛知県名古屋市で重要文化財クラスの源氏物語絵巻が発見されたそうですね。17世紀頃の作とか、ロマンですねぇ)と外伝ものが多かったパタリロでしたが、ひさびさに正伝です。つまりはマリネラの少年国王パタリロ=ド=マリネール8世が活躍するシリーズ本編です。
美少年、少年愛という言葉が世の中にここまで認知される切っ掛けになった作品ですから、作品自体知ってる方も多いでしょうけれど、まだ連載が続いているというと驚く人もいるでしょう。
でも、作品世界的には昔のパタリロ!のままですのでご安心を。パタリロ!を筆頭に、タマネギ部隊も黒タマも、霊感少年の44号もマライヒもバンコラン小佐もいつものままです。強いていえば、本当に予定調和的な一話完結の小話が多いので、昔のスターダスト作戦やキーンおじさんとの対決といった盛り上がる長編もたまには読みたいです。
だから81巻の中では、バンコランの指紋の謎の話がそんなふくらみを見せるのかと思いきや、あっさりオチがついたのが残念。

パタリロ! 81 (花とゆめCOMICS)

パタリロ! 81 (花とゆめCOMICS)

 BLといえば、このあいだ真夜中に何気なくTV欄見ていて「純情エゴイスト」というタイトルみつけたのね。てっきり可愛らしい女の子の話かなんかだと思って夜中まで待っててみたら、まーあそこまでTVでやっていいのというくらいのジュネというかBLというか激愛ものでした。「好きなんだよーーーっ」とスブ濡れになりながら抱き合う青年たちの熱さにちょっと引いちゃいました。いや、いいんですよ、前もって分かってれば。でも、まったくノーガードのときにいきなり50インチ大画面に大アップでやられると、びくっとなるのは仕方ないよね?