小説・漫画好きの感想ブログ

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ニュースあれこれ

 きのうニュースで書いた北朝鮮のミサイル発射のその後がかなりまずくなっていますね。
 韓国は、 国防策の一つとして、金泰栄(キム・テヨン)合同参謀議長内定者(陸軍大将)が「北朝鮮に核攻撃の兆しが見えれば核基地を打撃する」という韓国軍の立場を明らかにしました。まぁ主権国家として、これ以上なめられたらいかんという事で、やられる前にやると宣言しました。この考え方がそもそもすごくアメリカチックでブッシュチックで揉めるだろうあなぁと思っていたら、案の定これに対して北朝鮮は、韓国側がこの発言を取り消し、謝罪しない限り、軍人を含む韓国側当局者(要はすべての韓国人)の南北軍事境界線の通過を遮断すると過激に反応。
 おかげで、南北対話も中断。どちらもダメージを受けていますが、北朝鮮の側は食糧難や医薬品の不足がさらに悪化してしまうし、韓国の側は6カ国協議がまったく進まないという困った事態になってしまいました。これはたぶんまた新しい形での北朝鮮のギリギリ外交の始まりなんでしょうけれど、ほんとうにこの国が今の体制である限り、常にアジアには平安はこないのでしょうねぇ。すぱっと手を切ってしまいたいですが、海を渡って隣の国ですからそういう訳にはいかないし、拉致被害者の問題もまだまだ解決していないですから、なんだか八方ふさがりです。
 こういう時こそ北朝鮮に影響力を発揮してほしい中国は、再びチベットのラサ地区で1000人単位の暴動? があったとかなんだで抑圧を続けるのに必死で海外のことまでかまっていられないし、そんなことに首をつっこみたくない状況の模様。なんだか本当に八方ふさがりです。

 日本でも、「暫定税率は継続」でも「ガソリン税は道路特定財源ではなく一般財源にする」などちぐはぐな迷走ぶりに磨きがかかった自民福田首相はこのままではもう首相としてもたないのではないかというところまで来ています。そもそもはガソリン税が暫定税率で異常に高かったことや、それが道路特定財源として無駄遣いされている部分がたくさん見つかったことが問題のこの話、ここにきて福田さんはそれらに対してまともに論理的に考えているとはとても思えない発言の連発になってきました。
 最初は、この税がなければ道路の維持ができない。地方はこれがないと道路はつくれないままになるし整備ができないと言っていました。しかし、途中からは、これは暫定とはいうものの、特別に高い税金でもない、二酸化炭素を減らしていく地球温暖化防止・環境問題としての観点からも高い料金でガソリンは置いていくべきと東北地方の人のことを全く考えない事を言い出しました。そして、いよいよ日切れ法案の議決不可になってからは、ガソリン代が乱高下することで国民生活に不安定さを産む、国民の生活に迷惑をかけると話が横道にそれました。また、その後には、この税金がなければ、税収が極端に減るので福祉や地方医療分のお金が捻出できないという事を今では言っています。いやいや、そもそもはこのガソリン税をすべて使っても道路を作ったり維持するだけのお金がないといっていたわけで、それだと福祉や地方医療には何もまわしていない筈なんですけれど、もうこのあたりになるとグダグダです。
 自民党の中でも、意見が別れていますが、、、福田さん、最初にでてきた時はそれなりにうまくやるのかと思われましたが、ここまで無為無策、意見がはっきりしない、論理的に支離滅裂でいまだに日銀の総裁すらまともな滋養隊に決まらない状況は今迄の歴代総理の中でも一番ひどいのではないでしょうか。
 これならまだ安倍さんの方がましだったんじゃないのか? 麻生太郎さんの方がやっぱり良かったんじゃないのか? というような状況ですね。民主党小沢一郎氏が、党首会談でこけてくれたのにそれを利することもできずにずるずる混迷。いやはや本当に最近のアジアの政治家はボロボロな状況です。
 これ、そのうち本当になんとか各国はおさまるんでしょうかねぇ。