小説・漫画好きの感想ブログ

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警察の能力に不安が高まる

 警察の能力に不安が高まった、という人も多いでしょう。
 何の話かといえば、茨城県の土浦での連続刺殺事件のことです。容疑者(まぁもう既に犯人と言っていいでしょう)金川真大が何人も連続殺人する間、近くにいながら犯行にも気付かず、逮捕することもできずにいた警察。170人体制の警戒網がまったくざるざった警察。犯人は結局、自首。無人の交番から容疑者が自首の電話をかけなければ逮捕できたかどうかもあやしい警察。それらに市民は怒り、専門家も首をひねるばかり。どうしたんでしょうねぇ、警察は。無線機ももたずに警備したって意味がないでしょうに。
 自分たちが小さいときには、警察に対する好悪の情は別として、警察は優秀で、日本では犯罪を犯しても大抵のケースでは犯人は必ず捕まり、よほどの事がなければ大事件は起こせないというイメージが一般通念としてあったわけですが、今はそういうのがまったくありません。どこでどう道を間違えたのか警察の能力については今では信用できるものがないくらいになってしまっています。
 もちろん、犯罪を犯す人々の心理も大きき変わっているし、治安そのものが悪くなっているのも事実ですし、福田内閣の支持率が30%程度といったような世の中への不安も含めて世情が不安定で犯罪を誘発しやすいという状況もあります。でも、最近の検挙率の悪さ、治安維持に対する抑制力の低さはどうしたものでしょうか。とため息です。
 そういえば、千葉県のマンションでおきた英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件も死体が見つかって1年がたつものの市橋容疑者がどこにいるかすらわかっていないわけで、、うーむ、どうにかしてほしいものです。