小説・漫画好きの感想ブログ

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「のだめカンタービレ」20巻 二ノ宮知子著

  
 のだめカンタービレ最新刊です。
 シリーズも20巻となると、どんなシリーズでも今までの積み重ねが効いてきて登場人物たちのステップアップが必然的に出てくるわけですが(それがないともうあとはどんどんつまらなくなっていくしかない)、のだめもその例に漏れず、レギュラーメンバーだけでなく日本から来ていた初期メンバーも含めてそれぞれが新しいステージに進んでいく一冊となっています。
 のだめは、初めて聴いた曲に感動して千秋と一緒にやりたいと強く宣言し、その初めて聴いた曲を記憶だけで演奏するのですがそのレベルが半端でありません。また、千秋先輩の特訓でふたたびピアノにのめり込み始めたのだめの進化のスピードはとてつもないもので、みるみるレベルがあがっていきます。感性だけでなく、理論の学習も進んだ彼女は、腕だけでなく精神的にもレベルアップしていきます。
 まわりも千秋だけでなく、清良、峰、ターニャ、黒木くんもコンサートの結果にそれぞれに迷い悩みつつも更に高みを目指して動き出します。ギャグ漫画としての部分はちょっと抑え気味でしたが、音楽漫画として漫画自体もさらにレベルアップしていくようでこの漫画がますます好きになりました。

のだめカンタービレ(20) (講談社コミックスキス)

のだめカンタービレ(20) (講談社コミックスキス)

 追記:「ぼくはバク」という本で今日だけで検索が20近くありましたが、この本、何かで取り上げられたのでしょうか^^? タリーズコーヒーで読んで前に紹介した記事がこのブログにあるにはあるのですけれど。。。あとで「さよなら妖精」(これはすごくよかった)と「ティファニーで朝食を」をアップ予定です。村上春樹訳ですけれど、これもなかなかの感じです。