小説・漫画好きの感想ブログ

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「弁護士のくず」の盗作疑惑について思う


 ビッグコミックスピリッツで連載中の「弁護士のくず」の盗作問題。
 これ、自分が思うには盗作ではないと思うのですが、どうでしょう?
実在の事件をテーマにした先行作品があって、その同じ事件を、先行作品も史料にして書いたのが盗作だとなると、これは最初に特定事件について書かれてしまうとそれ人以外の作品はすべて盗作となってしまうわけで、いかがなものかなと思います。勿論、先行作品の発表側としては「自分が発掘してきたものなのに」という気分がするでしょうし、言葉遣いが似ているとなると気にはなるでしょうけれど、でも、それを言い出すのはどうかなぁ。
 これは、昔あった少年マガジンで連載されていた、金田一耕介の孫が活躍する漫画の場合とは全然違いますよね。あれは、元ネタの金田一さんを書かれた方の遺族ともいまだに揉めているし、裁判はさけれたようですが、トリックのネタ自体も島田荘司さんの「占星術殺人事件」そのもののパクリですから。ああいうのと同列になっちゃうと困ります。


 まぁ、この事件よりも海上自衛隊イージス艦「あたご」の事件のほうがはるかに重いのですが。あの事件については、証言がころころ入れ替わるし、どうにも人為的なミス、事故の模様。石破防衛大臣もこれはさすがに引責辞任ものだと思いますよ。