小説・漫画好きの感想ブログ

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ニュースあれこれ

 
 オバマVSヒラリー・クリントン。アメリカの大統領選挙が確かによく考えればメガチューズデー(スーパーチューズデーという局もあるがどっちでしょう?)直前だから、当たり前といえば当たり前に盛り上がっていますが、やはりまだ中国産の例の冷凍餃子のニュースがメインでしょうか。天山食品のほうでは異常が発見できず、ということでどうやらこれはそれをそのまま信じるならば流通経路での故意の農薬混入かという説が俄に浮上していますね。
 ただ、この問題一つをとりあげて中国製品はすべてダメとヒステリックにいうのもどうかと思うし(某局の番組では滝川クリステルさんとか櫻井よしこさんが出ていた局がやっていました)、どうもマスコミの取り上げ方が付和雷同というか一面からのみでかえって落ち着きません。中国の外務省の対応や政府の対応を見て「素早い」と好意的に取り上げたかと思うと、「結果、工場ではメタミドホスは検出できませんでした」となった瞬間、国ぐるみでの隠蔽か、なんて言い出す新聞まででてくる始末。調査なんだから、そういう結論が出ることもあるでしょう。勿論それをそのまま信じるか信じないかは今後の調査で決まってくるんでしょうけれど、まず最初に「中国のその業者がクロ」確定という姿勢はどうなのでしょうね。状況からしたらそのように見えたわけですが、途中での混入というケースもありますし、日本に陸揚げされてからの何らかのテロという可能性もあるでしょうし、なんだかまぁ見方が一つというのもしっくりきません。それに、そもそもの根底に中国はモラルがないから、みたいな若干見下したニュアンスがあるのが解せません。昨年は我々日本国内で信頼を受けていた老舗、それこそモラルの固まりであるような料亭や和菓子屋、ケーキ屋。ファーストフードに農家の方々までがこれでもかこれでもかというくらい食品偽装をやってくれていたわけで、外国人だからモラルが低いなんてことはこと日本人はいえない状況であったかと思いますよ、自分は。
 もちろん、日本に比べると法の規制も甘く、中国製品は危険な要素が高いと自分も思います。一般的にはそうでしょうし、確率的にはそうでしょう。でも、そこで偏見というか結論さきにありきというような論調や、いたずらに排他的な報道はどうかと思わざるを得ません。
 どうせやるなら、これを機に自給率の低さをどうにかするべきだという論調や、そのための税金の使い道や実際の話などをどんどんするべきだと思いますね。ガソリンの暫定税率も非常に大事だけれど、「食」のことはそれと同じレベルで重要だと思いますよ。
 ということで、なんか長くなってしまいましたが、ニュース雑感はこんなとこです。:倖田來未についてのコメントはさしひかえさせていただきます。あれだけ叩かれたりスケジュール白紙になるだけの打撃を受けたらもういいでしょう。いつまでも、弱っている人間を叩き続ける論調もいかがかと思いますし。番組の差し替えをしなかった堂本兄弟堂本兄弟でえらかったです。kinki kids頑張りました。