小説・漫画好きの感想ブログ

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ツバルに続きカートレット諸島

 ひさびさに環境問題を取り上げます。
 二酸化炭素などの温暖化ガスによる地球温暖化。その地球温暖化による海面上昇での被害といえばツバル共和国が頭にうかぶと思いますが、きのうテレビで紹介されたカートレット諸島というところもかなりまずいみたいです。赤道直下の6つの島々に1700人が暮らすんですが、ここの島の人たちはほとんど自給自足でガスや電気や水道施設すらなく、二酸化炭素などはまったく出していないのに、先進国の出すそれらによって島はいま壊滅的な状態になっています。
 満潮になると島のかなりの部分まで海水面が上昇。
 かつては浜だったところにはえていたココナツの木までもが、砂を奪われ、海水に根をやられ、倒れて行きます。これは本当にひどいことです。

 こういう中、福田首相は、スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の特別講演としてこんな演説をしたそうです。以下、記事抜粋。

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 7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)の議長として、地球温暖化問題について、京都議定書後の枠組み作りに取り組み、温室効果ガス削減の国別総量目標を設定することなどを掲げた「クールアース推進構想」を表明した。経済分野では、世界連鎖株安に対し、「各国が必要な対策を取ることが大事だ」と呼びかけた。
 7月のサミットの焦点となる気候変動問題について、首相は、2050年までの温室効果ガス排出の半減を目指す「クールアース推進構想」を説明し、〈1〉「ポスト京都」の枠組み作り〈2〉国際環境協力〈3〉イノベーション(技術革新)――の3本柱の推進を提唱。ポスト京都の枠組み作りでは、「主要排出国すべてが参加する仕組み作りや、公平な目標設定に責任を持って取り組む」と表明した。また、中期的なガス削減目標を国ごとに定める考えを示し、「公平の見地から(削減目標の)基準年も見直されるべきだ」と指摘した。
 国際環境協力では、日本の進んだ省エネルギー技術を他国に伝える考えを示し、「2020年までの30%の効率の改善を世界が共有する目標として持つことが必要だ」と語った。また、ガス排出削減への参加を途上国にも求めるため、100億ドル(1兆760億円)規模の新たな資金援助を打ち出した。イノベーションでは、環境・エネルギー分野の研究開発に、今後5年間で300億ドル(3兆2300億円)程度の資金を投入する方針を明らかにした。

趣旨はわかるが、このスカーレット諸島のようなことを念頭において、もっともっと熱い、地球のためという事を前面に出したニュアンスをもっと出して欲しい。と思います。