中国下水処理水でメダカ孵化に異常

　おはようございます。
　そろそろ新年お正月のぐだぐだ気分から気持ち切り替えていかないといけないと、あさってからの仕事が厳しくなりそうです。さて。ひさびさに環境問題のニュースからですが、オリンピックの開催準備におわれる中国は北京からのニュースです。
　新聞によると、オゾン等による高度下水処理実験をしている三菱電機や大阪大・北京大などの実験チームが北京の下水処理施設で環境に敏感に反応するということでメダカの孵化実験を行ったところ大変な数値が出てしまったとしています。
　どれくらいの結果だったかというと、通常は孵化率が90%を越えるメダカなのに、孵化率が30〜40%に低下。孵化にかける日数も大幅に短縮されたといいます。そして、その孵化した中でも半数は奇形等の異常を備え、正常な孵化は20%しかなかったという。原因物質の最大のものは、ビタミンAの代謝物であるレチノインというもので、これは美容整形のしわとりなどでも使われ、多量に摂取するとカエルの足が３本になる等の報告がされている物質。
　北京は大量の人口に対しての水不足が緊急課題とされており、現状では今回の実験で健康について大きな問題提起がなされる形になった。オリンピックを控えて必死で準備をしている中国ですが、まだまだ下水道に関してはまだまだ前途多難なようです。