小説・漫画好きの感想ブログ

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初夢見ました

 そういえば、ようやくと初夢見ました。
 どんな夢かというと(いや、人の夢ってのが他人にはどう聞いても面白くないのは重々承知なんですが、昨日ネタふりしたからけじめけじめ、と、まぁ将来用の記録です)、意味もないくらいにだだっぴろいたぶん20メートル四方くらいあるような石造りの部屋で、柱にはコリント様式の神殿みたいなのがたっている中央で、椅子に腰掛けてテレビを見ている夢でした。
 手元にはサイドテーブルみたいなものがあって食べ物なんかはなんだかんだと手のこんだものや、とても美味しいシチューが入っていてそれを時々食べながらテレビを見ています。テレビでは何をやっているのかというと、これがまた古いもので既にお亡くなりになった桂枝雀師匠が「らくだ」という落語をやっています。この演目は結構長いので、それをぼんやりと眺めています。と、銅鑼のような音がなり(どうやらチャイムのような感じです)、自分は違和感を感じることなく、部屋の端までいって、とても大きな金属製の扉をひきあけます。すると、そこには何故かデリバリーシステムの人がいて、ポットに入ったコーヒーを持っています。出前だったのでしょうが、自分はそれを受け取り、再び椅子に戻ります。そして、当たり前のようにコーヒーをカップに移し、一口飲みます。恐ろしく純粋に黒いコーヒーでしたが、砂糖と牛乳をたっぷりいれて飲みます。モカが強く薫るコーヒーでした。と、一口飲むととたんに場面は暗転して、次にいたのはいきなり街中の雑踏の路上に張り出したカフェで座っている自分と脇に座っている女性。ショートカットで癖のない黒髪で、まだ20歳にはなってないくらいの彼女は、寒いのか妙に近い距離に座っています。そして自分に言います。
 「いつ旅に出るの?」
 僕はわけが分からないので、そのまま答えます。
 「旅って、どこに?」
 「またとぼけて。去年決定したウィーンでしょ? 船でいくんだからけっこうかかるよ」
 「ウィーン? 船? 明治時代じゃあるまいし、飛行機でいかないの?」
 彼女は呆れたという顔をして「だからそう言ったのに、飛行機は嫌だといったじゃないですか。手配が大変だったんですよ」
 「そうだっけ。で、何をしに? まさかコーヒーを飲みに、じゃないよね?」
 「当然。仕事に、です。あっちからは、いつ迎えを出したらいいのかって矢の催促ですよ。大丈夫ですか?」
 ここは記憶がつながっていないことをばらすとまずいのかと考えて、僕は話をあわせるんですが、一体何を言っているのか彼女が誰なのかわかりません。そのうちに時間がたってきて何かを食べにいこうと歩き出して、ふと気がつきます。街中を歩いている人の中にちらほら人間じゃないものが混じっています。どこがどう違うというわけではないけれど、あきらかに地球人じゃないようなのが混じっています。それを見ながら、宇宙人ってもうおおっぴらに地球歩けるんだっけ? この時代はまだ外交関係結んでいないんじゃなかったけ? とか僕は考えながら歩いています。
  
 。。。。変ですよね?
何、この初夢は? そんなSFマインドに満ちたような初夢ってあるの? って感じでした。
 どうして落語から始まってSFで終わるのか、はたしてこの夢は何を意味しているのか? フロイトでもユングでもいいから読み解いてほしい物です。ごくごくフツーの初夢を見たかったんですが、出て来たのはこんなんでした。自分で解釈できるのはちょっと人淋しいんだろうなぁということと、妙に細部のディテールにこだわるのは性格が出ているのかといったことくらいです。
 皆様はどんな初夢見れました?