「24のひとみ」 島倉圭著
こんばんは。冬は日が落ちるのがめっきりと早いですね。
もう外は真っ暗です。ラジコンカーを作るのにペンチなど買いにいってましたが、もう真っ暗でした。
いやぁ、いよいよ師走なんだなぁと実感です。ん? でも、師走というか真冬を連想したのはショッピングモールのクリスマスソングの嵐だったかな? もうこれでもかこれでもかというくらいのクリスマスソングでした。女性ボーカルのかわいらしいのから、古きよき時代のアメリカの男性ボーカルの知らない曲までこれでもかというくらい流れていました。そりゃああと三週間ちよっとでクリスマスなんですもんね。街中も騒がしいし、カップルにとってはこれ以上ないくらいの盛り上がりシーズンですよね。うちには、それこそそんなの関係ねぇ! ですけれど。
さて。
外に出たついでに、本も書い足し。文庫が出ていたので、村上春樹の「東京奇譚集」、森博嗣の「クレイ・ドゥ・ザ・スカイ」、それからテレビドラマ化で何かと話題の「しゃぱけ」の文庫では最新刊の「おまけのこ」、そして今から紹介の「24のひとみ」島倉圭著、を買ってきました。本もなんだかんだで、まとめ買いになりつつあります。荒木飛呂彦の「ポール・トゥ・ラン」もジョジョの奇妙な冒険第七部ということで買っても良かったんですけれど、さすがにまとめて大人買いはしんどいので次回に。
「24のひとみ」 島倉圭著
この漫画の前に連載していた同氏のメグミックスという4コマ漫画が結構インパクトに残っていて、ときどき立ち読みしていた本作も連載からかなりつたようなので、これを契機にまず一巻を買ってみました。
内容としては、簡単に言ってしまえば、「女性教師が嘘をつきまくる」というただこの一言で済んでしまうギャグ漫画です。不条理でもなければ、絵がへたうまなわけでもなく、考え落ちでもなく、時事ネタが入っているわけでもないシンプルなギャグ作品なんですが、「センセイが嘘をつく」しかも「明らかに分かりやすい嘘をつく」たったそれだけのことで長期連載がなりたっていることからも分かるように、かなり面白いです。
たぶんこれは、メグミックスの時もそう思ったんですけれど、笑いのテンポが早くてボケとツッコミの間がものすごくいいからなんでしょうね。関西人だけあって笑えないギャグ漫画には評価を辛くしてしまう自分ですが、これはかなりアリだと思います。ぽんぽんとテンポよくボケとツッコミが繰り返されていて、一作ごとが8ページ程度。ちょうどいい長さです。
聞くところによると、秋山莉奈さんが主演でドラマ化されている(された?)とか。
そして、それも短い時間のドラマだとか。この作品にはその選択があっていると思います。これは長い話のドラマにしちゃうとたぶんつまらなくなるタイプの作品だと思います。
蛇足追記:当然ながら本作タイトルは、壺井栄さんの「二十四の瞳」という学校の先生が主人公の小豆島を舞台にした感動小説のパロディです。
- 作者: 倉島圭
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2007/10/05
- メディア: コミック
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