小説・漫画好きの感想ブログ

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ニュースあれこれ ガソリン値上げ

 
 こんにちは。
 今日はダウンです。家でおとなしくしています。ベッドの中でずっと横になっているのもかえってしんどいので、時々起きてニュース等見ています(初音ミクが「あっこにおまかせ」関係で話題になっているのとかね)。
 その中で気になったのは、再び原油価格が上昇して再びガソリン代があがるという記事。既に、ガソリンだけでなく小麦粉の値段が高騰して、さまざまな食料品が高くなってきているのは皆さんもご存知の通りです(ポッキーが一割カットだとか、スパゲティが値上げだとか、パンも値上げだとか)が、ガソリン代の値上げは日常のあらゆる経済活動において、各段階でコスト増が確定的になります。
 自分たちのようなそんな大きな会社でなくても、経理をやっているからわかるんですが、一日のコストが2000円以上あがっています。2000円以上ということは、年間に直すと60万円です。昨日大手石油会社がリッター5円程度の値上げ予測をしましたが、そうするとまた年間60万円近くあがります。
 ということは、年間120万円のコスト増です。
 120万円といえば一日に数時間働くパートのおばさんの一年間のお給料です。こういう各レベルでの会社、企業、小売店へのコスト増は経済的に日本全体をかなり締め付けます。そして、この原因がイラク戦争にあり、その後のあのあたりでの紛争の泥沼化によるものであるのはあまりテレビではやりませんがこれも周知の事実です。
 そこへもってきて出て来たのがこのニュース。

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トルコからの報道によると、同国国会は十七日、イラク北部クルド人自治区を拠点にトルコ南東部への攻撃を繰り返す非合法武装組織「クルド労働者党」(PKK)追撃のため、トルコ軍がイラク領に越境することを、五〇七対一九の圧倒的賛成多数で承認した。米国のブッシュ大統領は即座に越境攻撃への反対を表明。PKKをめぐっては東隣のイランも越境攻撃の必要を主張。イラク国内で唯一、治安が良好に保たれていた自治区の不安定化が懸念される。
 トルコのエルドアン首相は十六日、国会の承認が必ずしも即時の作戦実施を意味しないと釈明。しかし、自治政府の対応に不満を示した上で「われわれは適切な時期に、適切な状況下で行動する」と述べ、将来の越境に可能性を残した。
 一方、事態の緊迫化を受けてアンカラを訪れていたイラクのハシミ副大統領は十七日、「私の望みは得られたと思う。イラクは国境地帯でのテロリストの活動を阻止するチャンスを与えられるべきだ」と述べ、トルコ側の対応から好感触を得たことを示唆した。
 しかし、クルド人自治区内には同じ民族のPKKへの同情も強く、自治政府が本格的にPKK掃討に乗り出すかは疑問。イラク中部と南部に展開するイラク軍や駐留米軍にも余力はなく、イラク側によるPKKの掃討には困難が予想される。

要は、トルコやイランへの、イラクゲリラからの攻撃に対して、トルコが越境攻撃をすることに国会承認を与えたところ、アメリカが大反対をしているというもの。テロリストの攻撃に対して、相手国そのものに攻め入っての攻撃はよくない、との趣旨らしいが、、、、、はて? 攻撃をされたわけでもないが、大量破壊兵器があるという判断ミスをした上で、戦争としてイラクに攻め入ったのはどこの国だっけか? というような言い草です。
 本音でいえば、イラク内部でまた紛争が起こると撤退できなくなるので辞めて欲しいという事と、この紛争のドタバタで原油価格がいっそう値上がりするのを恐れての発言です。まぁ、戦争行為自体には自分も反対ですが、アメリカの無茶苦茶なダブルスタンダードを誰も何も言わないのはどうかと思うし、今のガソリンをはじめあらゆるものの値上げに関してはこのアメリカの戦争に始まっていることをつっこまないのはなんだか業腹な気がします。
 テロ自体は当然許されるものではないです。
 が、それに対しての今回の一連の戦争で見えるのは、戦争が決してそれに終止符を打つ事もまたないということです。日本は福田首相以下給油活動の是非を衆議院・参議院の国会論戦でまだまだやり続けるようですが、そのあたりの事を少しふまえて議論していただきたいです。