小説・漫画好きの感想ブログ

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北朝鮮外交

こんにちは樽井です。
遅くなるかもしれないので、予約アップ記事です。
 北朝鮮が核爆発実験、ミサイル実験を連続して行い、国際政治上の大問題として世界の注目を受けてはや一年。
本来なら北朝鮮の友好国であるロシアや中国までが、かの国を責め六カ国会議でしめあげようとしたあの時の緊迫感は一体どこに行ったのでしょうか。思い返してみれば、あの時はプーチンや温家宝ですら険しい相貌を金正日に向け、下手をしたら北朝鮮内部でもさすがにクーデターが起こるんではないか。体制が崩壊してミサイルがとんできたり韓国とぶつかるのではないか。むしろ、ブッシュがいきなり先制攻撃をかけるのではないかとさえ思われるくらいでした。
しかし一年後の今、北朝鮮に厳しい言葉を突き付け、景万峰のような船の入港や輸入禁止を延長する国は日本ただ一国となってしまいました。日本人拉致についても、先日のもう拉致被害者はいないというようなおざなりな一言ですべてが片付いてしまいそうな雲行きです。むしろ逆に日本がいつまでもその事にこだわるから六カ国協議が進まないんだとなぜか日本が責められているような状況です。
はたして、一年前に誰がこのような状況を予測したでしょうか。
北朝鮮は各国から締め上げられるどころか、わずかな施設の運転停止だけで、重油、燃料、医薬品、食料、テロ国家指定の解除、さまざまな経済援助や施設の提供をただで受け取る、超VIP待遇で、世界を手玉にとって将軍様として君臨しています。
なぜこうなってしまうのか。様々な要素があるわけですが、ただひとつ言えるのはどこの国にも確たる外交信念がないからというのは間違いがないところでしょう。
日本ももともと外交畑からでてきた福田康夫首相がいますが、麻生太郎山崎拓とは路線もまったく違うし、安倍、小泉ともまた違います。となれば外交軸や手法がぶれるのはやむを得ず、日本国民の一人としてははなはだ不安です。
今日からたしか予算委員会がスタートしますが、自民、民社ともにここにもっと焦点をあてて欲しいです。