小説・漫画好きの感想ブログ

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経年劣化ってご存知ですか?


 おはようございます。
 台風9号はかなり大きな被害を出しているようですね。関西はほとんど影響がなかったので、朝のテレビを見てびっくりです。新幹線や飛行機がダイヤを乱したり動かないのは当たり前で、けっこう事故で死傷者も出ていますね。まだまだ勢力が強いそうですので、東北地方の皆様、気をつけてくださいね。
 さて。
ガス給湯器で一酸化炭素中毒になったり、不完全燃焼を起こしたりというのは基本的に器具の不具合であったり、換気が不十分であったりという形のもので電化したり換気をしたりという手段で完全に防御できるものです。しかし、最近では扇風機が火元として火事が起こったりこたつが火元の火事がよく起きています。これは今の器具がちゃちくなって壊れやすくなったというだけではなく、どちらかといえば、器具の寿命を越えた使用によるやむを得ない不具合という部分もあります。
 テレビとかパソコンとかであれば、技術革新して新しいものに買い替えていく事が多いのですが、アイロンだったり扇風機だったりラジオだったりパン焼き機といったものはなかなか壊れない(ある意味機械として優秀なんですが)ので、長年使い続けます。そうすると部品が内部でどんどん劣化していき、ついに限度を越えて壊れたときに事故に至るというケースが出て来ます。これを経年劣化による事故といいます。
 この事故を防ぐために、一応は各メーカーともホームページやパンフ等で情報をだしていますが、壊れないものだけにあまり見られることはありません。
 これに対して、メーカーからは「ライフエンド」機能というものをつけようという動きがあります。どういうものかというと、使用限界が近づいた機械に警告ランプがつくようにしたり、製品寿命をあらかじめ設定しておき自動的に昨日が完全停止するようにしようというものである。乱暴にいえば、よく揶揄されるソニータイマー的なものを電化製品全般につけようという形である。
 当然そうしたことをすれば、消費者とすれば強制的に買い替えを余儀なくされることになるし、エコという形で考えれば一般にまだ使えるものを捨てるということはリサイクル以前の問題であったりするのでこれには異論も多くあります。また三洋電機の発表のようにコスト高になってしまうという意見もメーカーからも出ています。もちろん、さりとて放置しておいて事故になった場合にメーカーだけを責めるような形ではなにも解決しないのでこの「経年劣化」については今後論議を呼びそうです。
 皆さんの家庭にあるけっこう古い家電やガス器具などはいったん見てみることをお勧めします。まずは自衛も必要ですからね。