小説・漫画好きの感想ブログ

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北極の氷がさらに小さく。温暖化深刻に

 こんばんは、樽井です。
 まずは、下のニュースを読んでみて下さい。
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北極海の氷、過去最小に IPCC予測上回る
 北極海の氷の面積が1978年の観測開始以来、過去最小になっていることが海洋研究開発機構などによる衛星観測で16日、分かった。地球温暖化による海水温度の上昇などが原因とみられる。氷は9月中旬まで減少が続く見通しで、国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の予測より30年以上も速いペースで解けている可能性が大きい。
 観測チームは、米国の衛星に搭載されている宇宙航空研究開発機構(JAXA)の電波観測装置のデータから、北極海の氷の面積を計算。今月15日の面積は、過去最小だった2005年9月より0・15%少ない530・7万平方キロメートルに縮小したことが判明した。
 このまま推移すると、今夏の面積は過去最小を大幅に更新し、IPCC第4次報告書が指摘した2040〜2050年の予測値に早くも到達する可能性があるという。北極海の氷は春から夏にかけて減少し、秋以降は増えるパターンを示す。今年は6月まで例年と同じ傾向だったが、7月から例年を上回るペースで減少が続いていた。
 北極海ではここ数年、海面水温の上昇が続いており、今夏は2000年以降で最も高い。この影響で、例年は厚い氷で覆われるカナダ沿岸部で春先から氷が薄くなり、夏から解け始めた。
 氷の面積が減ったことで太陽光を反射しにくくなり、水温がさらに上昇。また、シベリア沖に停滞する低気圧からの風で氷が大西洋に流出し、減少が加速したという。観測チームは「氷の減少は、これまでもIPCCの予測を上回るペースだったが、今年は特に著しい。地球温暖化と何らかの関係があるのは確かだ」としている。

これ、かなりまずい事態です。
 氷の量が減るということは、水温の上り下がりのコントロールがうまくいかなくなると言う事で悪循環につながっていきますし、何より、海面水位が僅かずつですが上がっていきます。これは、本当にまずい話で太平洋上の島々の中にはまた面積が減った島も出たかと思います。こうした海面上昇による被害・環境変化は日本のような島国にとっては本当に恐れるべき事で、海面が一メートル下がると神戸や大阪でも湾岸部は壊滅してしまいます。
 こういうニュースがメインのニュースにならない状況というのは、まだまだ日本が環境問題に意識が低いせいではあるのでしょうけれど、今これだけ高温の日々が続いているときにこそこういうニュースを取り上げて、地球に優しいとかいうオブラートに包んだ言葉ではなくてこのままでは人間にとっての地球は崩壊する危機がすぐそこまで来ているというべきかと思います。
 正直、僕らが大学生くらいの時って、まだまだ地球温暖化とかって遠い先の話だと思っていたんだけれど、もうそんな事態じゃないって事をそろそろ真剣に考えていく時期ではないかと思います。