小説・漫画好きの感想ブログ

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毎日かあさん「出戻り編」

 こんにちは。もうじき仕事の時間です。
 さて。
 昨日は、ぱらぱらと「毎日かあさん」の最新刊第4巻「出戻り編」を読んでいました。
 毎日新聞の日曜版? の連載ですが、出版されてまとまったもので読んでいたので、中身を知らずに読み始めました。タイトルが「出戻り編」となっていたので、著者の西原理恵子さんの元旦那さんの鴨志田稔さんがよりを戻すあたりの話なんだろうなくらいにしか考えていませんでした。
 しかし、作品の中では鴨志田さんが家に帰ってから亡くなる日迄のことが描かれていて、前半迄は軽い気持ちで読んでいたのに、後半では思わず座り直して読んでしまいました。ギャグ漫画なんだけれど、登場人物や起こった事は全て本当のことだと知っているだけに、なんだかとても悲しくなってしまいました。
 鴨ちゃんが西原さんと出会うところから、結婚したり、子供ができたり、それが育っていくところをずっと最初の最初からほぼリアルタイムで読んできていただけに、なんか色々思い出して悲しくなってしまいました。
 西原さんは自分とは極端に正反対だし、はたにいるとこれほど迷惑な人もいないんだろうなぁと思いながら、どこか憎めないとこがあって読み続けている漫画家さんです。そしてまた、その旦那さんだった鴨志田さんもものすごいアルコール中毒のカメラマンで、たぶんそばにいたら苦手なタイプの人でしょう。でも、どうしてだかこの二人にはすごく幸せになってほしいと思わせる何かがあって、その兆しがあっただけに、鴨ちゃんの死はちょっと早かったし、最後の子供たちの事で言った台詞はせつなすぎるなと思います。
 少し前に鴨ちゃんの死をニュースで知ったときも、ひどくショックでしたが、その前後を家族が描いたものを読むとまたずんと胸に来ました。
 ・・・・鴨ちゃん、鴨志田さん、言い方もまちまちになるくらい、自分の中でも気になっていた人だったんだなぁと改めて思った次第です。ダメだ。うまくまとまらないや。